読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

massa142's blog

くり返す このポリリズム

「ジョイ・インク」を読んだ

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

*1先日のRegional SCRUM GATHERING Tokyo 2017で宣伝されていた「Joy, Inc.」日本語版を読んだ。

この本の趣旨と翻訳に至った経緯は以下のように記されている。
Ref: 【17-B-7】 『ジョイ・インク』Joy, Inc. 〜 共感のソフトウェアづくりについてみんなで考えるワークショップ | Developers Summit 2017

“Joy, Inc.: How We Built a Workplace People Love”(2015年刊行) は、アメリカ、ミネソタ州にあるソフトウェア受託開発企業メンロー・イノベーションズ社の15年にわたるモノづくり、人づくり、顧客との関係づくりの詳細をまとめた本です。そこには2000年代初頭にアジャイル開発(特にXP)とデザイン思考に出会った人々が、苦労を重ねながら優れた組織とプロセスを作り上げる過程と、行なっている優れたプラクティスについて語られています。そして、2016年12月に、原著に共感したアジャイルコーチが集まって、日本語翻訳版『ジョイ・インク』を刊行しました。

XPやアジャイル開発のことを知っている人であれば、すんなり読むことができると思う。その考えを経営・会社作りにも適用してるというもの。川鍋さんのアツいあとがきに書いてある「アジャイル経営」という言葉がとてもしっくりくる。

失敗したことやうまくいかなかったことも多く書かれていて、とても共感が持てる。またメンローという会社はシリコンバレーにあるエッジの効いたハイテクカンパニーというわけでもない。決して手の届かないどこか遠い話ではなく、自分ごとのように身近に感じることができた。

  • エンジニアだけでなく経営メンバーなど色んなひとに読んでもらいたい
  • 一緒に喜びに満ちた会社を作っていきたい

そう思える一冊でした。会社の本棚に置いておこうと思う。

合わせて読みたい

読書メモ

イントロダクション

  • 喜びと幸せは同じではない
    • 幸せとはある時点における状態の話
    • 幸せな状態が連続していなくても、喜びに満ちていられる
    • 根本的で本能に根ざした追求心は喜びに向かう

1章 僕が喜び(Joy)にたどり着くまで

2章 スペースとノイズ

  • 壁を取り払え
    • キュービクルは最悪だよね
      • コミュニケーションうまない
      • 個人主義すぎる
  • フィクションから得た「身軽」というひらめき
    • 遊びごころが戦場の緊張感を和らげる
      • 犬とか赤ちゃんとかよいよね
  • C?Oはどこにいる
    • 権威づけいらない
  • オフィス警察はいらない
    • 自分たちの場所はオーナーシップを持って自分たちの望む場所に変えていく
  • 喜びは騒がしい
    • 賛成だけど集中するためにヘッドホンしたいよね

3章 自由に学ぶ

4章 会話・儀式・道具

5章 インタビュー、採用、立ち上げ

  • 「正しい人をバスに乗せ、正しくない人をバスから降ろす」
  • 採用はカルチャーに直結するから、とことんこだわりたい
    • 長期間のトライアルは実際に仕事を一緒にできるから有効
      • コスト大きい & 情がうまれてしまって採用判断が難しそう

6章 観察のもつ力

  • ハイテク人類学をソフトウェアに適用
  • グループインタビューは人格が破綻した人に乗っ取られてしまう
  • そもそもユーザーは自分が本当に欲しいものを知らない
  • プライナリペルソナ(1人だけ)を設定する
    • 誰にとっても役立つようなサービスは誰からも使ってもらえない
    • 百徳ナイフにするな

7章 恐れと戦う、変化を抱擁する

  • すばやくたくさん失敗しよう
  • サンクコストによる思考停止
    • こんなに投資してきたんだから
    • うまくいかないことをやろうとした奴らと思われたくない
    • 実験が失敗だとわかっても、コースを変更したがらない。これまでの投資が無駄だったと認めたくない
  • 心理的安全性
  • SQUEEZEもオフィスに赤ちゃんいるけど、とてもよい試みだと感じる

8章 ボスではなくリーダーを育てる

  • みんな完璧ではないことを認めなくてはいけない
  • 何か問題があった場合に、すぐ晒け出される仕組みが大事
    • 悪いことを隠そうとしない
  • 『ビジョナリーカンパニー』からの引用多い
    • 読みたさ

9章 カオスを終わらせる、曖昧さをなくす

  • 見積もりなしに仕事はしない
  • やること/やらないことを明確に
  • 複雑なプロジェクトのためのシンプルなシステム
    • 使うツールは少なく・シンプルであるべき
  • ショッキングピンク判断

10章 厳格、規律、品質

  • 厳格さと規律が品質を保つ
  • 厳格さと規律はルーティンをもたらす
    • 一流はルーティンを大切にして、身体だけでなく魂を傾ける
    • 二流は表面的には従うが、信じてはいない

11章 持続可能性と柔軟性

  • 卓球台・ゲーム機・マッサージチェア
    • こういったの置いてるのは遊び心ある会社ですよっていうパフォーマンスでしかないよね
    • 確かにほとんど使ってないイメージ
  • 低い離職率は健全な文化の証ではない
    • ex) 東ベルリン
    • 高給で引き止めてることが多い
  • 出戻り推奨
  • 「許可を求める」という文化はいけてない

12章 スケーラビリティ

  • ブルックスの法則

    遅れているソフトウェアプロジェクトへの要因追加は、さらにプロジェクトを遅らせるだけだ

  • ペアプロのメリットはわかるが...

13章 説明責任と結果

  • かかった時間とベロシティの測定が見積もりの正確さにつながる
  • 自由さの報酬としての説明責任

14章 アライメント

  • 文化を隠すな
  • 自分たちのストーリーを話せるようにする

15章 問題

  • メンローにも他のところと同じ問題を抱えている
    • 問題の数は他と変わらないが、問題のサイズはだいぶ小さい
    • 問題が見つかれば隠さないで、小さいうちに解決
  • 会社の問題を気軽に議論にあげられる場と仕組みを作りたい

16章 まとめ

推薦者あとがき

  • 川鍋さんアツい
  • 文化が一番大事
    • 素早くたくさん失敗する
    • 見える化・情報の共有文化
    • 社員も顧客も文化を第一に選び・信じきる
  • たくさんの失敗を奨励するには、きちんとした評価制度が必要と感じた
    • 質の低い失敗を繰り返さないように