最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)
- 作者: 鈴木祐
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2018/07/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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動機
- Builderscon tokyo 2018の個人的ベストトークだった なぜエンジニアはパフォーマンス計測しないのか - builderscon tokyo 2018 のなかで紹介されていた
- 体調不良やストレスでちょっと悩んでいたので、参考にしたかった
感想
書籍のなかで紹介されていることは科学的根拠を提示しながらの説明になっているので、読んでいて納得感がある。
個人的には、 「第3章 腸」と「第4章 環境」が特に参考になった。これをもとに腸内環境を整えようと、乳製品・食物繊維・プロバイオティクス(ビオスリーHi錠)の摂取を心がけるようにしている。食べるものに気をつけるようになった結果、それだけで体重もだいぶ落ちて健康になったことを感じている。
あとまわりに自然を増やそうと、オフィスに観葉植物を導入しようとしている。これは準備途中なので、導入後どういったメンタルの変化が起こるか観察していきたい。
Buildersconのセッションで合わせておすすめされていた『GO WILD』もこれから読もうと思う。
あわせて読みたい
読書メモ
第1章 文明病
- 「文明病」とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状を意味します
- 自分が抱える問題について、どこに遺伝のミスマッチがあるのかを特定する
- ミスマッチを起こしている環境を、遺伝に沿うように修正する
第2章 炎症と不安
- 体内で延々とくすぶる長期的な炎症がメイン
- 多すぎる
- 少なすぎる
- 新しすぎる
- 「不安」は短期用のプログラム
- 濃厚によって長期的なタイムフレームが導入されるが、人類の遺伝子は「遠い未来」に対応できていない
第3章 腸
- リッキーガード
- 腸の細胞に細かな穴が空いてしまう現象
- 腸の穴から有害物質が血管に侵入
- 腸内細菌の不調
- 普段から発酵食品をよく食べる者ほど心疾患や糖尿病にかかりにくい
- プロバイオティクスサプリメントを摂取して腸内環境を整える
- ビオスリーHi錠 飲み始めた
- 食生活を再野生化して腸を守る
第4章 環境
- 人は環境に影響を受ける
- 自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化する
- 「興奮」「満足」「脅威」3つの感情がバランス良く機能しているべき
- 現代の都市には、「興奮」か「脅威」のどちらかに触れやすい
- 偽物の自然にもリラックス効果がある
- 観葉植物には幸福度や集中力を上げる効果が認められている
- 公園に行って自然と触れ合うのがよい
- 自分のライフスタイルを崩さない範囲で、自然との接触レベルを最大化していく
- 良好な人間関係が、体を健康にし、心を幸福にしてくれる
- もともと私たちの脳が、見知らぬ他人とうまく人間関係を作れるように設計されていない
- 「セルフディスクロージャー」で相手への信頼を表す
第5章 ストレス
- 短期的に終わる急性のストレスをさばくのは得意
- 現代の慢性的なストレスに立ち向かうようにはできていない
- リアプレイザル
- ストレス反応を感じたら「楽しくなってきたぞ!」と言い聞かせる
- 人間は自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができる
- 感情の筋トレになる < 使えば使うほどストレスに強くなる
- 睡眠負債
- 睡眠には日中のストレスを回復させる働き
- 日中に太陽の光を浴びる時間を増やして、メラトニンを増やす
- 昼寝で負債を返済
- 昼寝の前にコーヒーを飲むとよい
- カフェインが脳に達するまでに20分かかる
- ウォーキングだけでストレスは激減する
- デジタル断食
- 情報ポルノ
- コミュニケーションポルノ
第6章 価値
- 価値観の多様化は、私たちの未来像を、ぼんやりとしたものに変えてしまう
- 自己連続性が低い
- 価値評定スケール
- 目標と価値は違う
- 価値はつねに現在のプロセスなので、終わりはなく、成功も失敗もない
- PPA(パーソナルプロジェクト分析)
第7章 死
- 「死を想え」 はポジティブにもネガティブにも働く両刃の剣
- 畏敬の念
- 時間間隔に変化
- 宗教・自然・アート・偉人
- タイガータスク
- マインドフルネス
- 一掃除二信心
- マインドフルイーティング