確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
- 作者: 森岡毅,今西聖貴
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: 単行本
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動機
- けんご (@N30nnnn) | Twitter から読んで面白かった本として紹介してもらった
感想
- 負の二項分布やポアソン分布などの統計学が、現実世界で役に立っていることが理解できて面白かった
- 統計についてもっと勉強したくなる
- 数式多くて難しそうだなーと思ってたけど、組み合わせと極限の高校数学がわかってればまあまあ理解できた
- なんでも数字や掛け算に落とし込んで、コントロール可能因子だけに集中するという思考は尊い
- IT業界にいると既存のムダを省いてコストダウンを実現しようという文脈が多いから、業界のために適切な値上げに挑むというUSJの話は新鮮だった
読書メモ
第1章 市場構造の本質
- 消費者の頭の中には、今までの購入経験から買って良いと思ういくつかの候補となるブランドがある < "Evoked Set"
- 市場競争とは、1人1人の購入意志決定の奪い合いであり、その核心はプレファレンスである
- 全てのカテゴリーにおいて市場構造の本質は同じであり、それはプレファレンスに収束される消費者の購買行動によって決まる
- 負の二項分布(NBDモデル)
- ブランド間のシェアも、消費者のプレファレンスによってダイレクトに決定される
- デリシュレーNBDモデル
第2章 戦略の本質とは何か?
- プレファレンス x 認知率 x 配荷率 の掛け算で戦略は決まる
- コントロール可能因子だけに集中する